水面下で進められることの多い捜査活動に対して、早い段階から弁護士を付けて的確な対応をすることにより、不当な捜査・逮捕を防ぐことができます。
捜査のきっかけ
捜査機関による捜査は被害者から被害届が出された場合、被害者又は第三者により警察に通報された場合、告訴・告発を受けた場合、職務質問を受けた場合等をきっかけに始まります。
そして証拠隠滅防止のため、捜査は水面下で進められる場合がほとんどです。そのため、何の前触れもなく突然出頭要請や家宅捜索を受けることもあります。
さらには逮捕されてしまう場合もあります。
弁護士による対策~捜査への対応のアドバイス~
捜査機関による捜査を受けた際に弁護士が弁護活動をすることには、様々なメリットがあります。
第一に、警察による取調べ等捜査への対応のアドバイスができます。
取調べは密室である警察署の取調室で行われるため、ご依頼者様は心理的に大きな負担のある状態におかれます。しかし、弁護士のアドバイスを受けることで、取調官の誘導に惑わされることなく対等な立場で取調べに応じることができます。
弁護士による対策~不当な捜査の防止~
第二に、弁護士が捜査状況を把握し、又は捜査に立ち会うことで、警察の捜査手法に問題がある場合には関係当局に抗議するなど、迅速かつ適切な対抗手段をとることが可能になります。
これにより、不要な身柄拘束や過度な範囲にわたる家宅捜索等の不当な捜査を未然に防止することができます。
弁護士による対策~不当な逮捕の阻止~
第三に、逮捕前からの弁護活動は不当な逮捕を阻止します。
例えば、無実の容疑をかけられている場合には、証拠が不十分であることを主張する等積極的に容疑を晴らす働きかけをすることで、誤認逮捕を阻止します。
また、もし実際にご依頼者様が犯罪を行っていたとしても、弁護士が捜査や逮捕の前に介入することで、逮捕を未然に防ぐことができるケースもあります。
迅速な弁護活動の重要性
捜査に対して被疑者側がとるべき防御手段は、捜査段階に応じて変わるため、適切な対応をするためにはリアルタイムで得た弁護士のアドバイスに基づく必要があります。
捜査の初期から弁護士にご相談いただくことで、弁護士が捜査全体の様子を把握することができ、より的確な対応をすることができます。
弁護士をつけるメリット
1 | 法律のプロである弁護士のアドバイスを受けることで取調べのプロである取調官に対して対等に取調べに応じられる |
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2 | 警察の捜査手法に問題がないかチェックし、不当な捜査を未然に防ぐ |
3 | 不当逮捕や誤認逮捕を防ぐ |